牧马人不升高怎么改好:熟慮の一手?危険な賭け?…TPP表明先送り (読売新聞)

来源:百度文库 编辑:偶看新闻 时间:2024/04/29 23:13:06

熟慮の一手?危険な賭け?…TPP表明先送り

読売新聞 11月11日(金)7時29分配信

拡大写真読売新聞 野田首相が10日に予定していた環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加表明を突然先送りしたのは、党内手続きに時間をかけることで党内融和を図る狙いがあるとみられる。

 ただ、民主党内の慎重派は、ぎりぎりまで巻き返しの機会をうかがう構えだ。党内には、首相の「熟慮の一手」が、危険な賭けにならないか懸念する声も出ている。 

 「きょうは記者会見をやめた方がいい」

 民主党経済連携プロジェクトチーム(PT)の鉢呂吉雄座長が10日朝、党執行部の一人に電話で首相の記者会見先送りを求めた。約5時間にわたって激論が交わされた9日のPT総会で慎重論が盛り上がったのを目の当たりにし、離党をちらつかせる議員まで出始めたことで「不測の事態」の発生を憂慮したのだ。これを受け、党執行部は「ここは頭を冷やした方がいい。人間には感情の問題がある」として、1日先送りすることで調整に入った。

 野田首相側は当初、10日の段取りとして〈1〉首相と民主党の輿石幹事長ら党執行部で構成する政府?民主三役会議でPT提言の報告を受けた上で首相が決断〈2〉首相と全閣僚による「経済連携協定に関する閣僚委員会」で交渉参加方針を正式決定〈3〉首相が記者会見で表明――との日程を描いていた。

 しかし、10日に首相を交えて行った政府?民主三役会議では、前原政調会長が「PT総会では慎重論が7、8割を占めていた」と説明し、党側は「10日に記者会見を強行すれば離党者が相次ぐ事態に陥りかねない」との見方も出ていることを伝えた。輿石氏が「記者会見はあしたでいい」と促すと、首相が先送りする方針を示したという。

 前原氏は会議後、記者団に「慎重論が多く、提言に『慎重に判断する』という文言も加わり、首相自身も一拍おくことが重要だと考えたのではないか」と語った。平野博文国会対策委員長も「離党者を生むことのないようにしなければいけない」と強調した。