怎么恢复隐藏的图标:キューバ国中央地域における持続的稲作技術開発計画調査

来源:百度文库 编辑:偶看新闻 时间:2024/04/30 05:21:17
キューバ国中央地域における持続的稲作技術開発計画調査


調査期間:2003年10月~2006年3月
相手国実施機関:キューバ共和国農業省

調査の背景

 キューバ国は食糧輸入国であり、主要穀物の生産量は需要量の23%を占めるに過ぎない。国民の基礎食料である米は、穀物の中で小麦に次いで多量に輸入されている。そのためキューバ国政府は、米の増産を重要課題と位置づけ、1996年から自由流通米の生産プログラムを開始した。自由流通米の約45%を生産している中央地域5県(Cienfuegos県、Villa Clara県、Sancti Spiritus県、Ciego de Avila県、Camaguey県)は、生産性(収穫収量と収穫後処理効率)の向上と作付面積の拡大による増産が可能な潜在力を有している。この可能性を発揮させるためには、自由流通米を生産している小規模農家では投入資源が限られていることを認識し、持続可能な米の生産技術を改善する必要がある。

技術開発の課題と方向性

自由流通米生産の位置づけおよび方向性を考慮すると、自由流通米の増産と生産性の向上のためには、その生産に適した技術開発が重要であると判断された。また、自由流通米の生産の拡大は、利用可能な資源(農業投入材や潅漑、機械、技術支援等)の制約が大きく、これらの資源がどれだけ利用できるかが重要な要素となった。

開発計画

開発計画の主要な対象者は、信用サービス協同組合(CCS)のメンバー、借地農家(Parcelelos、Prestamos)を中心とする自由流通米を生産する個人経営の小規模農家および自由流通米の生産促進に関連する組織および関係者である。開発計画は、基本方針‐1:生産者の技術改善、基本方針‐2:生産環境の改善、基本方針‐3:普及活動の支援に関しては、郡レベルの圃場における活動により実現する。また、基本方針‐4:関係機関の強化に関しては、国レベルの関係機関における活動により実現する。稲作タイプは、単独の技術改善により構成されるのではなく、技術改善の組み合わせ、すなわち、相互に関連する技術改善のパッケージである。

アクションプラン

アクションプランの内容は、郡レベルのアクションプラン「持続的稲作技術改善プログラム」(栽培技術の改善、収穫後処理技術の改善、普及活動の改善)および関係機関のアクションプランで構成されている。アクションプランは、2006年から2015年の10年間の実施を目標に、12個の構成要素から成り立っている。構成するプログラムは、その目的、重要性、緊急性に基づいて系統だって実施されなければならない。プロジェクトは、その実施期間に応じて中期および長期計画として2段階で実施される。最初の5年間は、中核プロジェクトの実施と長期計画の準備期間として位置付けられ、稲作栽培技術の改善を実施する上で必要となる支援体制や人材育成に当てられる。その後、栽培技術の改善を普及定着させる活動が長期計画として実施される。

結論

本開発計画の実施により、キューバ国中央地域5県の小規模農家において、持続可能な技術を活用した米の増産が可能となる。さらに、各郡のアクションプランを実施することにより、中央地域5県全体への展開が可能となる持続的な技術モデルとして稲作タイプが定着し、波及効果としてキューバ国の自由流通米の生産に大きく貢献することになる。そのため、本開発計画を早期に実施することが非常に重要である。

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