剑网3明教明尊:号外 水稲追肥特集号

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号外 水稲追肥特集号
2010年07月12日 発行○ 7月9日現在、県内の水稲の生育はほぼ平年並みの状況であり、これから、 幼穂形成期を迎えます。
○ 葉色の低下具合や生育ステージを確認して、適時?適量の追肥を実施し、 もみ数の確保と稲体維持に努めましょう。
○ 冷害回避のため、気象条件や生育状況に応じた水管理を実施しましょう。
○ 低温の心配が全くないときは、減数分裂期に間断灌漑とします。

1,水稲の生育概況


 7月9日に各農業改良普及センターが実施した水稲の一斉調査(24カ所、延べ40品種)の結果、県全体で草丈は68.5cmと平年より12.0cm長く、葉数も10.4枚で平年より0.2枚多くなっています。
 1m2当たりの茎数は472本で平年より少ないですが、有効茎は確保したと見られます。
 6月が高温で経過したため、7月にはいり県南部で葉色は低下傾向です。








2,追 肥


 良食味米生産の観点から、品種、気象および生育状況をみきわめて、以下を参考に適期に適量を施用します。 


(1)品種ごとの追肥の考え方


ア かけはし 

 沿岸地域を中心として生育量はかなり少ない。
 土壌中に残存している窒素量も多いので、幼穂形成期に葉色の低下するほ場は少ないと予想される。
 内陸部などで生育量が確保されて、葉色の低下したほ場以外では基本的に追肥は実施しない。
 また、減数分裂期追肥は品質を低下させるので行わない。 

イ いわてっこ 

 生育量はやや少なめであり、土壌中窒素もまだ残存しているところが見られる。
 生育量が確保されたほ場では全般に草丈が長めになっていることから、葉色の低下を確認したうえで、幼穂形成期を中心に1.0~2.0kg/10aの追肥を行う。

ウ あきたこまち 

 全般に生育量はやや少なめだが草丈は長く、葉色はやや濃いほ場が多い。
 6月下旬以降の高温により土壌中窒素は急激に低下すると見込まれるので、葉色を見ながら幼穂形成期を主体に1.0~2.0kg/10aの追肥を行う。

エ どんぴしゃり 

 全般に生育量はやや少なめであり、草丈は全体にやや長くなっている。
 籾数?収量確保のため幼穂形成期に2kg/10aを基本に追肥を実施する。
 追肥時期が遅れないように注意する。

オ ひとめぼれ 

 一部生育量が少ないほ場が見られるもののほぼ平年並みの生育を確保しており、特に全体に草丈が長くなっている。
 6月下旬の土壌中窒素の残存はやや多いものの、7月になって葉色の低下が進んできており、幼穂形成期を中心に1.0~2.0kg/10aの追肥を行う。 


(2) 留意事項


ア 7月9日現在、葉数の進展からみた生育の進度は平年並~やや早い。
 圃場により幼穂の発達にばらつきがみられるので、生育ステージをしっかりと把握すること(図1)。 

イ 生育量や葉色の程度により、必要に応じて追肥量や追肥時期を変更する。 

ウ 減数分裂期より遅い時期の追肥は精米中のタンパク質含量を高め、食味および食味値の低下の原因となるので実施しない。 

エ 今後の気象に関する情報やいもち病の発生状況に関する情報に注意して適切な対応を取る。 

オ 復元田等の葉色の濃い圃場では基本的に追肥は行わない。 


 




3,今後の水管理


 県内の水稲はこれから低温に弱い生育ステージ(幼穂形成期~減数分裂期)を迎えます。
 7月9日発表の1ヶ月予報ではここ1ヶ月の気温は高い予報となっていますが、冷害を回避するため、以下を参考に気象条件?生育状況に応じた水管理を徹底しましょう。
 なお、冷害回避で不可欠な深水管理は多量の用水を必要とするので、市町村?JA?土地改良区等が連携して、必要な時期にできる限りの用水が供給できるよう、計画的な配水に努めるとともに、限られた用水を効率的に利用するための圃場管理を実施してください。 


(1)基本的な水管理


ア 中干し 

 中干しは幼穂形成期までに終了し、幼穂形成期以降は落水しないこと。

イ 前歴深水管理 

 幼穂形成期の数日前から徐々に入水して、初期は4~6cm、その後も徐々に深めてゆき、減数分裂期初期には10cmとする。
 ただし、高温が予想される場合には、中干しが不十分な圃場を中心に、間断かんがいにより根の活力を高める(低温襲来時に深水管理ができる体制を整えておくこと。)。

ウ 減数分裂期(出穂前16~7日) 

 低温が予想される場合は10cm以上の深水管理を実施する。
 特に、17℃以下の低温が予想される場合は、15cm以上の深水とする。
 低温のおそれが全くない場合は間断かんがいとする。 


(2)効率的水管理を実施するための圃場等管理


ア 畦畔や水路の点検を徹底し、ネズミ穴等、水漏れのある箇所をしっかりと補修する。 

イ 水田の水尻を完全に閉じる。この際、水尻から用水がオーバーフローしないよう、水尻の高さは十分に確保する。 

ウ 水田の暗渠排水栓を完全に閉じて、水田外への用水の流出を抑える。 

エ 少量の水でも速やかにほ場全体に水が行き渡るよう、ほ場周囲や中央に溝切りを行う。 

オ 休耕田や耕作放棄田等への用水の流入を防止する。 


 



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